増粘剤・粘度調整剤
・ジステアルジモニウムヘクトライト
増粘剤。粘度や固さの調節や、顔料分散の安定化に使用される。
・グリセリン
保湿剤、エモリエント剤、粘度調整剤、可溶化剤などさまざまな用途がある。保湿剤としては、吸湿性が高く、肌へのなじみやすべりも良く、肌を軟らかくし、しっとりとした潤いを与えます。
・マイクロクリスタリンワックス
乳化剤、結合剤、増量剤、親油性増粘剤、固形化剤。粘り気が強く、伸びがよく、さっぱりとした感触で、さまざまな用途に利用される。
・パラフィン
粘度調整剤。俗にいうロウソク。鉱物油の一種。温度によって柔らかくなったり、硬くなったりするので、油性ファンデーションのように、練って、溶かして、固める製品に使われます。肌の感触もよくなります。
・キャンデリラロウ
粘度調整剤。ツヤ出し剤。キャンデリラの茎から得られた植物性の天然ロウ。特有のツヤを出す性質があり、顔料と一緒に使うと色ムラが出にくくなるため、口紅などに使われることも多い。
・コレステロール
エモリエント剤。乳化剤。親油性増粘剤。哺乳動物の組織中に広く存在しており、細胞膜や性ホルモンなどの重要成分で、細胞膜を維持する。保湿効果があり、表皮に、やわらかい膜をつくり、肌にハリを与え、キメを整えます。
・キサンタンガム
保湿剤。増粘剤。乳化剤。結合剤。ブドウ糖などの炭水化物をキサントモナス菌を使って発酵させて作る粘性のある液体。肌表面で保護膜を作り保湿性を高め、乳液やクリームの乳化を安定させる目的や、粉状化粧品を固形状にするための結合剤として用いられます。
・カルボマー
乳化剤。親水性増粘剤。水溶性の高分子。温度変化に対して粘度を安定させたり、乳化や分散の安定させたりするのが目的。保湿効果もあり、微生物による汚染に強い。