美肌成分


・ヒトオリゴペプチド-1

いわゆるEGF(Epidermal Growth Factor)で、皮膚細胞を増殖するたんぱく質の一種。人間の体が本来持っている因子で、日本語では、上皮細胞増殖因子や上皮細胞成長因子と呼ばれています。


・プラセンタエキス

プラセンタとは胎盤という意味で、プラセンタエキスは胎盤から抽出したエキスです。赤ちゃんと母親をつなぐ胎盤には、赤ちゃんを成長させる細胞増殖因子やアミノ酸やビタミンなどの栄養素が豊富に含まれています。化粧品では、肌荒れを解消したり、ターンーバーの正常化などの目的で配合されます。


・水溶性コラーゲン

保湿剤。コラーゲンはタンパク質の一種で、真皮の70%を占め、肌にハリと潤いを与えている。その構造から水分を保持することができる。


・セラミド1、セラミド3、セラミド6II

保湿剤。エモリエント剤。セラミドとは、皮膚の角質層の細胞と細胞の間にある脂質の約50%を占めるスフィンゴ脂質のこと。その構造から水分を保持することができる。セラミド1、セラミド3、セラミド6IIは合成セラミドで、化学構造は異なるが用途は似通っている。


・スクワラン

保湿剤。エモリエント剤。深海鮫の肝臓から採れる肝油の主成分スクワレンに、化学的に安定させ、酸化しにくい状態にしたもの。人間の皮脂の成分でもある。


・マカデミアナッツ油

保湿剤。エモリエント剤。保護材。肌なじみを良くする、肌を柔軟にする、肌を乾燥から守る、仕上がりにツヤを与える、化粧品に伸びを与える、などの効果がある。


・マンニトール

保湿剤。結合剤。自然界に広く存在する糖アルコール。


・フィトスフィンゴシン

保湿剤。エモリエント剤。セラミドを構成する成分の一種。肌を柔軟にして、乾燥から守る。


・コレステロール

エモリエント剤。乳化剤。親油性増粘剤。哺乳動物の組織中に広く存在しており、細胞膜や性ホルモンなどの重要成分で、細胞膜を維持する。保湿効果があり、表皮に、やわらかい膜をつくり、肌にハリを与え、キメを整えます。


・キサンタンガム

保湿剤。増粘剤。乳化剤。結合剤。ブドウ糖などの炭水化物をキサントモナス菌を使って発酵させて作る粘性のある液体。肌表面で保護膜を作り保湿性を高め、乳液やクリームの乳化を安定させる目的や、粉状化粧品を固形状にするための結合剤として用いられます。


・リンゴ酸ジイソステアリル

エモリエント剤。


・PEG-10ジメチコン

エモリエント剤。油性のエモリエント(肌に柔軟性を与える効果)成分として多くのスキンケア、ヘアケア製品に使用される。


・ポリメタクリル酸メチル

コンディショニング剤。滑り調整剤。使用感の改善、化粧くずれを防ぐためにファンデーションなどに使用される。


・硫酸マグネシウム

乳化剤。保湿剤。


・水酸化Al

顔料。収れん作用(肌をひきしめたり、炎症を抑えたりする効果)があり、肌にはりを与える効果もある。


・BG (ブチレングリコール)

保湿剤。アルコールとしての性質として、制菌作用もあるため、製品を長期安定化させる。


・グリセリン

保湿剤、エモリエント剤、粘度調整剤、可溶化剤などさまざまな用途がある。保湿剤としては、吸湿性が高く、肌へのなじみやすべりも良く、肌を軟らかくし、しっとりとした潤いを与えます。